「川の手荒川まつり」は隅田川が臨めるロケーションで開催され、8万人近く動員した実績もある荒川区の人気イベントです。第35回の開催は新型コロナウィルス感染症の影響で初めてのオンライン開催となりました。自治体としてはかなり早期のオンライン開催となり、さまざまな注目を集めました。
そのイベントの中で例年、人探しゲームと、ウナギなどがつかみどりが子どもたちを中心に人気でしたが、その仮想体験をしつつ、ゲームならではの面白さを加味して開発してほしいとご要望でした。
人探しゲームは「WANTED」というタイトルで荒川区内の人気スポットを実際に社内デザイナーが取材して描き起こしています。全5ステージ、登場人物は300人以上、ステージが進むにつれ難度が上がるようレベリングされています。荒川区のキャラクターもボーナスキャラクターとして実装されています。
つかみどりゲームは「ミニ隅田川」というタイトルで、実際の隅田川の生物調査結果を基に荒川区環境課さま協力のもと、つかみどれた生物が図鑑になるような仕様となっています。アクションゲームにゲームならではのやりこみ要素を加えて制作しました。
各ゲーム、一定の得点でパスワードが表示され、荒川区公式サイトのフォームに遷移し、プレゼントに応募ができる仕様も併せて開発、開催期間中のサーバ監視もおこないました。
自治体からのお仕事は初めてでしたが、常にこまやかにすり合わせながらチームとして開発・公開・運用をになえた案件でした。