墨田区向島、向島百花園で考証・復元された日本美術を楽しむ 「賞道(しょうどう)」のイベントを主催しました。
海外のかたも含め20名以上の参加者がありました。
「賞道」とは新しい日本美術鑑賞活動で、美術館・博物館での展示ではわかりにくいデザインの意図を実際に新作状態に作られた復元品を体験してみることで新鮮な鑑賞の知見が得られるというものです。
日本建築の特徴や現代との照明や鑑賞(生活)姿勢との違いなどを学びながら、古来から日本人が培ってきた道具に反映した美意識を現代の生活に活かして文化的に豊かな生活を送ることを目的にしています。
このイベントでは屏風に描かれた復元打掛も実際に着用でき、貴婦人と同じポーズをとって記念写真を撮る機会もご用意し、習俗や実際の打掛のあしらいかたなど、参加者のかた自らが知識ではなく体験をもって知る日本美術の美をご体感いただきました。
なお、この活動は公益財団法人東京都歴史文化財団(アーツカウンシル東京)による2018年(平成30年度)東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第1期採択事業です。 講師の小林泰三先生との共催は3年目となり、日本文化のさらなる発展のため、今後も取り組みを深めていく予定です。