豊島区、目白庭園で考証・復元された日本美術を楽しむ 「賞道(しょうどう)」のイベントを主催しました。
30名以上の参加者があり、おかげさまで満員御礼の大盛況となりました。
「賞道」とは新しい日本美術鑑賞活動で、美術館・博物館での展示ではわかりにくいデザインの意図を実際に新作状態に作られた復元品を体験してみることで新鮮な鑑賞の知見が得られるというものです。
今回は高松塚古墳(古墳壁画)をテーマに、NHK「歴史秘話ヒストリア」で使われた古墳のセットの中に実際に寝て埋葬者がどのように横たわっていたかを体感していただき、当時の貴族の死生観、死者へのメッセージを感じ取っていただきました。
当日は万葉の時代を存分に楽しんでいただくべく、当時に食べられていた食品に近いものや、高岡市万葉歴史館ならびに飛鳥観光協会にご協力をいただき、復元衣装体験も。庭園に遊ぶ美しい装いの皆さんにしばしタイムスリップした気分です。
なお、この活動は公益財団法人東京都歴史文化財団(アーツカウンシル東京)による2018年(平成30年度)東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第1期採択事業です。弊社は引き続き講師の小林泰三先生と共に、日本文化の楽しさや美しさを実際に体験していただく取り組みをおこなっていきます。
この取り組みであるプロジェクト「賞道(しょうどう)」はこちらでも詳しくご説明しています。